かれこれ日本の車の免許が切れてから30年位経つ、、、と思う。知らんけど。渡米した当時は、折角日本で高いお金を出して、1か月も通った自動車学校や免許証が勿体なかった。年に1度は日本に帰国して、5年に一度は免許が切れる前に更新していた記憶がぼんやりある。 が、アメリカの生活が本腰に入りだして、急激に忙しくなって帰国が1年、2年、3年と段々開くようになってきた。 そうすると、一度切れてしまった免許を書き換えるのが面倒になって、『もういいや』となってくる。ので、もうカリフォルニア州の免許しか所持していないのだ。
今回は、これからサンフランシスコで運転する初心者の方の為に、基本をお教えします。 私の経験がメインなので、お役に立てるか分かりませんが、少しでもためになれば嬉しいです。
サンフランシスコの街は坂で有名なのはご存じですよね。探偵映画や刑事物ドラマで、犯人を追いかけてるシーンは、絶対と言う程出てきよります。坂をビュンビュン走るアクションが、サンフランシスコ舞台の映画には頻繁に出てくるので有名。真似はしないでください。
と言いながら、私は昔若い頃、マニュアル(Stick Shift)でスポーツカーを、坂道でぶんぶん走らせていました。(流石に、もうしませんけどね。笑)だって、ジェットコースターの様に胃に空気が通って行くのが快感やったわ。(笑)
坂道駐車
何はともあれ、一番大事な坂の路駐の基本は、これ。下がり坂はまず、ハンドルを右に切ってタイヤの方向を右に向けます。Curve(カーブ)に合わせて前輪のタイヤがカーブ(縁石)に着く感じですかね。上がり坂は反対の左側にハンドルを切る。こうしておくと、サイドブレーキが故障していても車が動き出す事は避けられるはずやねん。
ハンドルを切っておかないと、車に戻って来る頃にはチケット切られてる場合が多し。ちなみに、私は大昔、平地でチケット切られてなんでやねんと、口げんかになりました。チケット切りの兄ちゃんが、一日ノルマの分のチケット切れなかったのかしらんが、何で平地で切られなあかんねんとマジでむかつきました。(当時は貧乏学生だったのでそんな金は無いわ、しかも平地でなんでやねん)
昔は今と違って車も少なく、人口も少なかったので大抵どこに行くにも車。路駐は当たり前だったし。公共交通機関は変人多過ぎて乗りたくなかったと言う、個人的な理由もある。
パーキングミーター
Parking Meter(パーキングミーター、メーターと呼ぶとアメリカ人には通じんよ)と言うものが、あちこちに設置されている。これは、朝9時から夕方6時までの月曜日から土曜日までは、このパーキングミーターにお金を入れないと、路駐違反チケットを切られるっちゅぅ事やねん。(きちんと表示を確認してね。場所によって時間や規則が違いまっせ)
ちなみに、この問題を解決出来るのが、このアプリやねん(アメリカではアプリの事はアップと言いまっせAPP)このアプリをセットしておくと、横に付いてる9桁の番号を入れると、停めているぽわっと住所が浮き出てくる。それを押すと何分・何時間(大抵2時間リミットやで)停めますかと聞いてくるので、時間設定をするだけ。最初にPaymentやらなんやらをセットしておくのが重要。 道端でクレジットカード持ってわちゃわちゃやるのは、危ないよ。これがあると、離れていてもExtend出来ちゃって、いちいちお金入れに戻らなくて済むのが嬉しい。
Street Cleaning
あと忘れてはいけないのは、曲者のストリートクリーニングだ。アメリカ人は日本人と違って、ゴミを平気で捨てる人間達なので、各ストリートに週に何度かストリートクリーニングが来ますねん。この時に路駐しっぱなしにしていると思いっきりチケット切られます。大抵週に2回程、夜中に清掃車が回って来るので車を停めっぱなしにするのは気を付けてね。(私も路駐生活の頃は何度も、チケット切られて貧乏生活には辛かったわぁぁぁ)
レッカー車(Towing Truck)
パンデミックも終わって、一気に路駐に厳しくなっているサンフランシスコ。特に渋滞の起こる時間はNO STOPPINGと書かれているサインもあるので注意。渋滞を円滑にする為に、Laneを増やすが為に路駐禁止の時間帯を設けられていたりする。(大抵3時から7時のダウンタウンに多し)下のMTAと言うちっこいゴルフカートみたいな車が、チケットを切りだす。からの違反車はレッカーでドンドン持って行かれる仕組み。持ってかれたら多分今時$600-700コースだと思う。気を付けよう。
赤信号で右折
アメリカの赤信号での右折は当たり前。 赤信号で右折せずにシグナルを出していると、後ろからクラクション鳴らされてしまうかも。都会では自転車やスクーターが、結構なスピードで走っているので、十分気を付けて欲しい。特に2023年から、安全であれば歩行者は赤信号で渡っても罪にはならないのが、カリフォルニア州の新しい法律になったのだ。アメリカ人にこんな自由やったら渡り方だいで、めっちゃうざいわ。
(詳しくは私のYouTubeの【2023年保存版】知ってると得!カリフォルニア州新しい法律をどうぞ~!)
ただしサンフランシスコ市内は、南北の通りと東西の通りが垂直に交わる碁盤の目の様になっているうえに、一方通行がやたら多い。なので自分が一方通行を走っていて、左側方向の一方通行に曲がりたい時は、赤信号でも左折出来るのだ。
ただ最近サンフランシスコは、自転車専用道路や、歩行者、自転車専用信号など取り付けて更に運転がややこしくなっている。 先日パトカーでさえ、信号の読み方が分からんくて一瞬ひるんでいたのを見てしまった。だから庶民も慣れるの大変なのよ。信号無視している車沢山見るのよね。右折も最近歩行者が多い交差点とかは、地味に右折禁止になってますので注意。 とは言え、パトカーが居ても右折違反しても止められる事は殆ど皆無。アメリカの警察は、交通違反を取り締まっている暇は無いのだわ。 それでは、皆さんサンフランシスコで運転する時は、お気をつけて。