毎日サンフランシス子

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    今更聞けない、アメリカ医療制度

    【アメリカ高額医療費】家計は崩壊  20代30代は、本当に医者要らずだったのが考えられない位、病気ばかりしていた40代。50代で40代の時に頑張った事がやっと影響し始めて、健康では無いがなんとか生きている。多分病気になっていなかったら、家を買える頭金は出たかもしれない。と言う位、病院代の為に働いていた40代であった。 基本、医療費がバグってるので、アメリカ人は病気になっても中々医者には行かない。主治医は予約制なので、直ぐには見てくれないし、日本の様に予約なしで行って待てば見てくれる(アメリカのWalk in)制度は無い。(Urgent CareかER) 風邪とかなら、予約を待ってる間にOTC(Over the counter medication)で治る事が殆どだから余り意味が無いのが現状。 ここで注意、日本の様に『病院行って来る』とアメリカ人に言うと、とんでもない重病と思われるので注意。ちょっと具合悪い位だと「ドクターズオフィス」に行くと言わないと驚かれるよ。 年末年始からずっと、咳が止まらず、やっと治ったと思ったらまたぶり返すの繰り返し。 3度目の正直で、流石にもう肺が限界と思っていつもの主治医に電話した。私は受付のアメリカンフィリピン人のおばちゃんを『餌付け』しているので、緊急の時は結構無理やり入れてくれるが、その日は全く開いてないと言われた。金曜日の朝で週末をこんな状態で過ごすのは嫌だった。おばちゃんは、Urgent Careに行って来なさいよと助言をしてくれ、ERは大病大けがの人が多いので、咳位だと3-4時間は待たされるだろうとERに行き慣れている私は思った。OTCの薬は既に、ほぼ全部と言って良い位飲んだし、治ってくれないので、もっと強い薬が必要と体感した私。多分喉が炎症起してて、抗生物質必要だろうなと感じていた。 病院慣れしてる私だが、今回初めてUrgent Careに行ってみた。営業時間は11時から7時まで、7日間毎日開いているみたいだ。ただ、ホームページにはWalk-In歓迎~アポなしでOKとか、歌っていたが、いざ行ってみると 『予約ありますか?』と言われ、『予約なしでOK』って書いてあるよって言ったけど、人が足りないのか1時間後に来てくれと言われた。近かったから良いけど、遠くから駐車場もお金払ってとかだったら、多分切れるわ。 なんだかんだと、めっちゃ早口のお医者さんと15分位、なんだかんだと話してチェックしてもらった。 やはり思った通り抗生物質が必要なレベルまで炎症していた。 ここでちょっとショックだったのは、暖房でかなり乾燥してるから加湿器を使えって言われた。今まで、この乾燥しまくったカリフォルニア州で30年。 加湿器の事を余り考えた事が無かった。早速買いに行こう。帰り際$300位取られるのかと思いきや、お金は要らんと言われたが、うちの旦那は後で『デカい請求』来るできっと、と要らん事を言う。ラッキーな事に、私の常連の薬局がお隣なので、処方箋を電子送信して貰って歩いてピックアップ。 ちなみに、アメリカの医療機関はレベルに合わせて3種類あります。 ER = Emergency Room 24 hours Urgent Care Limited Hours Doctors Office Mon-Fri 9 – 5 自分の健康保険の種類によっても、カバーする値段が違ってきます。 健康保険もざっくり、2種類あり、HMOとPPOと別れてます。基本民営なのでい医療費もばらばら、専門家かファミリードクターかでも値段が変わります。 PPOはどんな専門分野のドクターでもネットワークの中から自分で好きな所を選べます。病気が多い人はPPOの方が少し高くなるけど、いちいち主治医を通さないと何処にも行けないHMOと比べてはるかに楽かと思います。 PPO(Preferred Provider Organization) HMO(Health Maintenance Organization) ちなみにカリフォルニア州に住んでいる人は、Covered California。(通称オバマケア) 更に、収入の無い人や、低所得者の人はMedi-Calを申し込めます。 日本って、結構政府が色々ベネフィットあるのに、教えてくれない感があるのは私だけか? アメリカ人は、税金払ってるんだから緊急や、お金ない時は市や州の援助を頼むのは普通です。日本人って結構プライド高いから、こう言う援助を嫌うけど、私はちゃんと税金払ってる一般市民なので、使える物は使い、貰える物は貰うと決めている。実際パンデミックで毎月の保険代ほんまに助かったわ。無職で、月10万円とか保険代で払えるわけがない。私もこのMedi-Calに散々お世話になったけど、薬は全部タダで病院の血液検査とかレントゲンとかも無料。ただし、自分の主治医にかかるとカバーしないので、Medi-Calのネットワークの医者に行かないとあかんのが、ネックやったわ。でも、サンフランシスコって優しい市だから、2年位エクストラで、州に秘密で貰ってたわ。ありがとう、サンフランシスコ。 だから、アメリカでは会社を選ぶときに大事なのが『健康保険』。ちなみに健康保険の値段は私の50代半ばで$1200位はする。ので、入社する時に、健康保険で何が付いてくるのか詳しく聞いておいた方が、後々後悔は少ない。ちなみに歯の保険と目の保険は別口なので、一緒と思って行くと何もカバーしなかったりするから注意。こればかりは、ケースバイケースで人によって違うので、会社のHR(Human Resources 人事課)にお尋ねくださいませよ。私は知らんで。(いつもの関西人の責任逃れ) そんなこんなで、自己セルフケアはアメリカではめっちゃ大事な事。当たり前の若さや健康が、いつまでもあると思ったらあかんなと痛感した2ヶ月やったわ。 皆さん健康に気を付けましょう。 Read more