06/06/2025
この一言で仕事首になった友達
前にブログで書いた、バークレーに住んでた日本人のヒッピーのおっさんの話、第二弾。

この人本当に濃ゆいわ(笑)
彼は昔、結構有名な高級レストランで働いていたんだけど、珍しくそこは相性が合うのか珍しく3年位働いていた。(いつもは1年位で次の仕事に変わる風来坊) まぁ有名人も食べに来たりする事が多く、その度に『今日映画のXX俳優が来てた』とか報告してくれる。
3年目辺りに、新しい黒人のGeneral Managerが入社。結構ワンマンで、従業員にはかなり嫌われていたらしく、彼もその1人だった。結構気が強い彼は、何かとこのGMとやりあっていたらしい。

そんなこんなで、オープン前に従業員がセットしてる中、誰かが彼にToday's SpecialのDishを持って来て味見させた。彼は苦かったので、思わず日本語で『二ガッ』と言った。それが、反対側に立っていた黒人のGMに聞かれたらしく、このマネージャーはヒッピー爺さんに『お前今俺にNIGGER』って言ったろう。と叫び出した。このNワードは、黒人を差別する用語で、かなりヤバい言葉だ。 オークランドでこの言葉を発すると、まず撃たれるか、攻撃されるのは間違いない。
ヒッピー爺さんは、日本語で苦いはBitterの意味だと説明しても、嫌いあってる関係が続いていたのでGMはこれがチャンスだとばかりにHRに走った。(人事部)ヒッピー爺さんは、その日のうちに自分の荷物をまとめて家に帰れと言われた。
日本語だから仕方無いと言えば、終わってしまうが、一応ここはアメリカ。人種差別と言ってGMに裁判を起こされたら店は大変な損害と、高額な弁護士代がかかるのは、間違いない。ヒッピー爺さんを辞めさせた方が簡単だと言うわけ。
なので、皆さんも仕事場や公共の場では気を付けて欲しい。
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