バークレーに住んでた日本人ヒッピー

私の30年位の友達で、昔バークレーに住んでた面白い日本人の男の人が居る。私よりも10歳位上で、サンフランシスコに引っ越して来る前は、バークレーに住んでたらしい。

フランシス子

バークレーはヒッピー人口が多かったらしい

大抵アメリカに住んでいる日本人は、個性が滅茶苦茶濃ゆい人が多い。引き取り手の多い、寿司職人をやっていて、毎年色々な店を渡り開いている。一つの店に何年も居る事は少ない。

フランシス子

飽きっぽいのか、一定位置に居ない

彼はお酒が大好きで、厨房が閉まりそうなタイミングでビールを飲み始める。私もダウンタウンから夜勤で家に帰る時に、寄れたらビール一杯貰いに彼の働くナイトクラブに寄ったりしたのも今ではいい思い出。 下から『おーい、XXさん!』って叫ぶと厨房の窓から見慣れた顔が飛び出してくる。アメリカのナイトクラブは、大抵入口にどでかい体のセキュリティが立ってるので、彼に口笛を吹いて振り向かせる。手で私の事を指さして、中に入れろと指示する。日本なら仕事帰りに、居酒屋で一杯ひっかけて帰ろうかってノリ。 (ただし倉庫の様なナイトクラブだけどね)

こんな癖のある日本人だが、何故か大昔から警察に目を付けられるらしい。最悪やんか。(苦笑) 

一度彼の友達が違う街から来ていて、4人でご飯を食べに行った。私は車で行ったので、帰りに皆を落とす事にした。 ヒッピー爺さんの家の近所で下ろしたは良いが、彼が私の車から降りたと同時に、、道の端っこから私服警察が3人程凄い勢いで出てきて、ヒッピー爺さんを掴んでボンネットに押し倒した。 車の中で私ら3人は茫然とした。何が起こってるか分からず、信号が変わっても車を発進出来なかった私。その後直ぐに彼は解き放たれたが、どうも警察の人間違いだったらしい。 場所がテンダーロインの境目だったので、ドラッグディラーと間違えられたのか(タイ人の) 

フランシス子

心臓が止まりそうな瞬間だったわ

ヒッピー爺さんは、数十年前もDUI(飲酒運転)で二度も捕まっており、以来車を乗るのも辞めたらしい。 かなり警察に痛い目に遭ってるらしく、警察が大嫌いだなと言うのが話し方で分かる。